大人計画『母を逃がす』
2011-01-26


1999年の初演も観ているが、10年ぶりの再演はさすがにレベルが上がって観応えがあった。「性を描いて生殖に深入りする」松尾スズキの特色が際立った時代の作品を、10年経って腕を上げた劇団員たちが過不足なく演じて完成度が高い。阿部サダヲ・クドカン・荒川良々の掛合いなど、なんともスリリングで目が離せない。

初演時にはまだこの劇団にいなかった平岩紙が効果的なカードに成長してリク役を好演。その一方で初演と同じく少女トビラを演じた田村たがめが今回も素晴らしい。

12月25日@森ノ宮ピロティホール

[play]

コメント(全0件)


記事を書く
powered by ASAHIネット